薄っぺらいのに自信満々な人
自分の考えを持つ
この本を読んで一言でまとめるとしたら小見出しの一言に尽きます。
最近思うようになったのですが、言い方はさまざまだと思いますが、自分の考えを持っている人は何をやるにしても最終的にはそれをしっかりとこなしていけるのではないかと思います。自分の考えを持っていればどんな状況でも自分の考えに基づいて行動できるからです。自分の考えを持っていない人は言ってしまえば判断基準を持っていません。それゆえ外からその基準を持ってこなくてはなりません。その基準を自分なりに焼き直して自分のものにしていくうちに様々な考えがある考えに収束していき、「自分の考え」なるものができてくるのだと思いますが、それができない人はその場限りの使い捨てのように判断基準を扱っているのではないでしょうか?または、何も考えず外から持ってきたものをそのまま使っているのかもしれません。そのため、いざ新たなことを考えるときに途方に暮れてしまうのではないでしょうか?
このようなことを本を読んでいて感じました。自分の考えはこれくらいにしておき、本についてみていきます。
能力がないわりに自信をもっている人
著者は現代の社会人が(特に若者が)間違った考えを持っているのではないかと指摘しています。例えば「ポジティブ思考が大切だ」、「コミュニケーション能力が大切だ」という言葉を挙げています。これらの言葉は確かに大切ではあるのですが、誤った解釈をしている人が多いらしく、私もこの本を読んで認識を改めました。「えっ、どういう意味なの?」と興味を持った方はぜひこの本を手に取って読んでみてください。
また、自分が社会でうまくやっていけてないな、周りの人とうまくいっていないと感じる方は一度この本を読むことをおすすめします。自分の悩みを解決するヒントが得られるかもしれませんよ。
一方で、私と同じように、これまで自分に甘かったな、そんな自分を変えよう!と思う方もたくさんいらっしゃると思います。自分を変えたいと思っている方にとってもよいきっかけを作る本だと思います。
最後に
社会人としてどうあるべきかということは様々な見方があると思います。ここにあるのも一つの見方ですが、どんな見方も根っこまでたどると、その本質は同じだと私は思っているので自分なりにかみ砕いて、時にはそれは違うだろうと著者と議論するような感じで読めるといいなと個人的には思います。
現在大学2年が終わろうといている私ですが、大学に入る前にこのような本を一冊読んでおきたかったと思っています・・・それだけためになることが書いてあります。
私は、この本から社会に出て一流になるために必要な心構えというものを知ることができたと思っています。実践できているかどうかはまた別の問題になりますが・・・