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あいでんの読書日記📖

この本を読んでくれ!と紹介する。週1で更新したい。

そして誰もいなくなった 

 

この小説がテレビドラマとして放送されるというのを聞いて、そういえば読んだことないなぁ、と思ったので読むことにしました。アガサ・クリスティーと言えば、世界を代表するミステリー作家の一人ですから、これを機にアガサワールドなるものを堪能してみようかなと思っているところです。

さて、「そして誰もいなくなった」ですが、大陸から少し離れた兵隊島という所に互いに面識のない10人の人間が集められます。そこで次々と不可解な殺人事件が起こります。最終的には誰もいなくなってしまうのか?誰がこんな事件を起こしているのか?果たしてこの謎の真相とは?

最後の最後までどう転ぶか分からない展開に引き込まれていきました。それでいて最後は霧が晴れるように読み終えることができました。きっと今では、古典的な題材で、似たようなものがいくつかあるかと思います。それなので、初めにアガサ・クリスティーの作品を読んだうえで、この作品はアガサ・クリスティーのこれと似ているな、というような楽しみ方も一つありなのではないかと思います。それぞれの作品を比べてみて、違う部分について作者はどんな意図をもって描いたのかなど、考えをめぐらすのもよいのではないでしょうか?

この作品の見どころは、お互いが信頼できない中でどう過ごすのか?という所です。10人しかいない島で殺人事件が起きているということはその中に犯人がいるわけです。しかし、それが誰だかわからない。信じられるのは己のみ、さあどうする。現実に起きると恐ろしいことこの上ないですが、読み物としてはスリル満点です。心理描写が心の動き、変化を鮮明に描いており、それが私たちを物語へ引き込んでくれるのだと思います。

 

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)